男女共同参画社会基本法

法令番号
平成11年法律第78号
施行日
2026-04-01
最終改正
2025-06-27
e-Gov 法令 ID
411AC0000000078
ステータス
active
目次
  1. 1 (目的)
  2. 1_附2 (施行期日)
  3. 1_附3 (施行期日)
  4. 1_附4 (施行期日)
  5. 2 (定義)
  6. 2_附2 (男女共同参画審議会設置法の廃止)
  7. 3 (男女の人権の尊重)
  8. 3_附2 (経過措置)
  9. 4 (社会における制度又は慣行についての配慮)
  10. 5 (政策等の立案及び決定への共同参画)
  11. 6 (家庭生活における活動と他の活動の両立)
  12. 7 (国際的協調)
  13. 8 (国の責務)
  14. 9 (地方公共団体の責務)
  15. 10 (国民の責務)
  16. 10_2 (独立行政法人男女共同参画機構の役割)
  17. 11 (法制上の措置等)
  18. 12 (年次報告等)
  19. 13 (男女共同参画基本計画)
  20. 14 (都道府県男女共同参画計画等)
  21. 15 (施策の策定等に当たっての配慮)
  22. 16 (国民の理解を深めるための措置)
  23. 17 (苦情の処理等)
  24. 18 (連携及び協働の促進)
  25. 18_2 (人材の確保等)
  26. 18_3 (調査研究)
  27. 19 (地方公共団体及び民間の団体に対する支援)
  28. 20 (国際的協調のための措置)
  29. 21 (設置)
  30. 22 (所掌事務)
  31. 23 (組織)
  32. 24 (議長)
  33. 25 (議員)
  34. 26 (議員の任期)
  35. 27 (資料提出の要求等)
  36. 28 (政令への委任)
  37. 28_附2 (委員等の任期に関する経過措置)
  38. 30 (別に定める経過措置)

第1条 (目的)

(目的)第一条この法律は、男女の人権が尊重され、かつ、社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある社会を実現することの緊要性にかんがみ、男女共同参画社会の形成に関し、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体及び国民の責務を明らかにするとともに、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、男女共同参画社会の形成を総合的かつ計画的に推進することを目的とする。

第1_附2条 (施行期日)

(施行期日)第一条この法律は、公布の日から施行する。

第1_附3条 (施行期日)

(施行期日)第一条この法律は、内閣法の一部を改正する法律(平成十一年法律第八十八号)の施行の日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。一略二附則第十条第一項及び第五項、第十四条第三項、第二十三条、第二十八条並びに第三十条の規定公布の日

第1_附4条 (施行期日)

(施行期日)第一条この法律(第二条及び第三条を除く。)は、平成十三年一月六日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。一第九百九十五条(核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律附則の改正規定に係る部分に限る。)、第千三百五条、第千三百六条、第千三百二十四条第二項、第千三百二十六条第二項及び第千三百四十四条の規定公布の日

第2条 (定義)

(定義)第二条この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。一男女共同参画社会の形成男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成することをいう。二積極的改善措置前号に規定する機会に係る男女間の格差を改善するため必要な範囲内において、男女のいずれか一方に対し、当該機会を積極的に提供することをいう。

第2_附2条 (男女共同参画審議会設置法の廃止)

(男女共同参画審議会設置法の廃止)第二条男女共同参画審議会設置法(平成九年法律第七号)は、廃止する。

第3条 (男女の人権の尊重)

(男女の人権の尊重)第三条男女共同参画社会の形成は、男女の個人としての尊厳が重んぜられること、男女が性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮する機会が確保されることその他の男女の人権が尊重されることを旨として、行われなければならない。

第3_附2条 (経過措置)

(経過措置)第三条前条の規定による廃止前の男女共同参画審議会設置法(以下「旧審議会設置法」という。)第一条の規定により置かれた男女共同参画審議会は、第二十一条第一項の規定により置かれた審議会となり、同一性をもって存続するものとする。2この法律の施行の際現に旧審議会設置法第四条第一項の規定により任命された男女共同参画審議会の委員である者は、この法律の施行の日に、第二十三条第一項の規定により、審議会の委員として任命されたものとみなす。この場合において、その任命されたものとみなされる者の任期は、同条第二項の規定にかかわらず、同日における旧審議会設置法第四条第二項の規定により任命された男女共同参画審議会の委員としての任期の残任期間と同一の期間とする。3この法律の施行の際現に旧審議会設置法第五条第一項の規定により定められた男女共同参画審議会の会長である者又は同条第三項の規定により指名された委員である者は、それぞれ、この法律の施行の日に、第二十四条第一項の規定により審議会の会長として定められ、又は同条第三項の規定により審議会の会長の職務を代理する委員として指名されたものとみなす。

第4条 (社会における制度又は慣行についての配慮)

(社会における制度又は慣行についての配慮)第四条男女共同参画社会の形成に当たっては、社会における制度又は慣行が、性別による固定的な役割分担等を反映して、男女の社会における活動の選択に対して中立でない影響を及ぼすことにより、男女共同参画社会の形成を阻害する要因となるおそれがあることにかんがみ、社会における制度又は慣行が男女の社会における活動の選択に対して及ぼす影響をできる限り中立なものとするように配慮されなければならない。

第5条 (政策等の立案及び決定への共同参画)

(政策等の立案及び決定への共同参画)第五条男女共同参画社会の形成は、男女が、社会の対等な構成員として、国若しくは地方公共団体における政策又は民間の団体における方針の立案及び決定に共同して参画する機会が確保されることを旨として、行われなければならない。

第6条 (家庭生活における活動と他の活動の両立)

(家庭生活における活動と他の活動の両立)第六条男女共同参画社会の形成は、家族を構成する男女が、相互の協力と社会の支援の下に、子の養育、家族の介護その他の家庭生活における活動について家族の一員としての役割を円滑に果たし、かつ、当該活動以外の活動を行うことができるようにすることを旨として、行われなければならない。

第7条 (国際的協調)

(国際的協調)第七条男女共同参画社会の形成の促進が国際社会における取組と密接な関係を有していることにかんがみ、男女共同参画社会の形成は、国際的協調の下に行われなければならない。

第8条 (国の責務)

(国の責務)第八条国は、第三条から前条までに定める男女共同参画社会の形成についての基本理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策(積極的改善措置を含む。以下同じ。)を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。

第9条 (地方公共団体の責務)

(地方公共団体の責務)第九条地方公共団体は、基本理念にのっとり、男女共同参画社会の形成の促進に関し、国の施策に準じた施策及びその他のその地方公共団体の区域の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する。

第10条 (国民の責務)

(国民の責務)第十条国民は、職域、学校、地域、家庭その他の社会のあらゆる分野において、基本理念にのっとり、男女共同参画社会の形成に寄与するように努めなければならない。

第10_2条 (独立行政法人男女共同参画機構の役割)

(独立行政法人男女共同参画機構の役割)第十条の二独立行政法人男女共同参画機構は、国、地方公共団体、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策に関する活動を行う民間の団体その他の関係者と連携し、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進のための中核的な機関として積極的な役割を果たすものとする。

第11条 (法制上の措置等)

(法制上の措置等)第十一条政府は、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を実施するため必要な法制上又は財政上の措置その他の措置を講じなければならない。

第12条 (年次報告等)

(年次報告等)第十二条政府は、毎年、国会に、男女共同参画社会の形成の状況及び政府が講じた男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての報告を提出しなければならない。2政府は、毎年、前項の報告に係る男女共同参画社会の形成の状況を考慮して講じようとする男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を明らかにした文書を作成し、これを国会に提出しなければならない。

第13条 (男女共同参画基本計画)

(男女共同参画基本計画)第十三条政府は、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、男女共同参画社会の形成の促進に関する基本的な計画(以下「男女共同参画基本計画」という。)を定めなければならない。2男女共同参画基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。一総合的かつ長期的に講ずべき男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の大綱二前号に掲げるもののほか、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項3内閣総理大臣は、男女共同参画会議の意見を聴いて、男女共同参画基本計画の案を作成し、閣議の決定を求めなければならない。4内閣総理大臣は、前項の規定による閣議の決定があったときは、遅滞なく、男女共同参画基本計画を公表しなければならない。5前二項の規定は、男女共同参画基本計画の変更について準用する。

第14条 (都道府県男女共同参画計画等)

(都道府県男女共同参画計画等)第十四条都道府県は、男女共同参画基本計画を勘案して、当該都道府県の区域における男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画(以下「都道府県男女共同参画計画」という。)を定めなければならない。2都道府県男女共同参画計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。一都道府県の区域において総合的かつ長期的に講ずべき男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の大綱二前号に掲げるもののほか、都道府県の区域における男女共同参画社会の形成の促進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項3市町村は、男女共同参画基本計画及び都道府県男女共同参画計画を勘案して、当該市町村の区域における男女共同参画社会の形成の促進に関する施策についての基本的な計画(以下「市町村男女共同参画計画」という。)を定めるように努めなければならない。4都道府県又は市町村は、都道府県男女共同参画計画又は市町村男女共同参画計画を定め、又は変更したときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。

第15条 (施策の策定等に当たっての配慮)

(施策の策定等に当たっての配慮)第十五条国及び地方公共団体は、男女共同参画社会の形成に影響を及ぼすと認められる施策を策定し、及び実施するに当たっては、男女共同参画社会の形成に配慮しなければならない。

第16条 (国民の理解を深めるための措置)

(国民の理解を深めるための措置)第十六条国及び地方公共団体は、広報活動等を通じて、基本理念に関する国民の理解を深めるよう適切な措置を講じなければならない。

第17条 (苦情の処理等)

(苦情の処理等)第十七条国は、政府が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策又は男女共同参画社会の形成に影響を及ぼすと認められる施策についての苦情の処理のために必要な措置及び性別による差別的取扱いその他の男女共同参画社会の形成を阻害する要因によって人権が侵害された場合における被害者の救済を図るために必要な措置を講じなければならない。

第18条 (連携及び協働の促進)

(連携及び協働の促進)第十八条国及び地方公共団体は、国、地方公共団体、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策に関する活動を行う民間の団体その他の関係者が相互に連携と協働を図ることにより男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の効果的な推進が図られることに鑑み、これらの者の間における協議の促進その他の関係者相互間の連携と協働を促進するために必要な施策を講ずるように努めるものとする。2地方公共団体は、前項の関係者相互間の連携と協働を促進するために必要な施策を推進するための拠点(次項において「男女共同参画センター」という。)としての機能を担う体制を、単独で又は共同して、確保するように努めるものとする。3男女共同参画センターとしての機能を担う者は、その業務を行うに当たっては、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の効果的な推進を図るため、独立行政法人男女共同参画機構と密接に連携するように努めるものとする。

第18_2条 (人材の確保等)

(人材の確保等)第十八条の二国及び地方公共団体は、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の策定及び実施に関する業務並びに民間の団体が行う男女共同参画社会の形成の促進に関する施策に関する活動に従事する人材の確保、養成及び資質の向上に必要な施策を講ずるように努めるものとする。

第18_3条 (調査研究)

(調査研究)第十八条の三国は、社会における制度又は慣行が男女共同参画社会の形成に及ぼす影響に関する調査研究その他の国及び地方公共団体の男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の策定及び実施に資する調査研究を推進するように努めるものとする。

第19条 (地方公共団体及び民間の団体に対する支援)

(地方公共団体及び民間の団体に対する支援)第十九条国は、前三条に定めるもののほか、地方公共団体が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策及び民間の団体が行う男女共同参画社会の形成の促進に関する施策に関する活動を支援するため、助言、情報の提供その他の必要な措置を講ずるように努めるものとする。

第20条 (国際的協調のための措置)

(国際的協調のための措置)第二十条国は、男女共同参画社会の形成を国際的協調の下に促進するため、外国政府又は国際機関との情報の交換その他男女共同参画社会の形成に関する国際的な相互協力の円滑な推進を図るために必要な措置を講ずるように努めるものとする。

第21条 (設置)

(設置)第二十一条内閣府に、男女共同参画会議(以下「会議」という。)を置く。

第22条 (所掌事務)

(所掌事務)第二十二条会議は、次に掲げる事務をつかさどる。一男女共同参画基本計画に関し、第十三条第三項に規定する事項を処理すること。二前号に掲げるもののほか、内閣総理大臣又は関係各大臣の諮問に応じ、男女共同参画社会の形成の促進に関する基本的な方針、基本的な政策及び重要事項を調査審議すること。三前二号に規定する事項に関し、調査審議し、必要があると認めるときは、内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、意見を述べること。四政府が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況を監視し、及び政府の施策が男女共同参画社会の形成に及ぼす影響を調査し、必要があると認めるときは、内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、意見を述べること。

第23条 (組織)

(組織)第二十三条会議は、議長及び議員二十四人以内をもって組織する。

第24条 (議長)

(議長)第二十四条議長は、内閣官房長官をもって充てる。2議長は、会務を総理する。

第25条 (議員)

(議員)第二十五条議員は、次に掲げる者をもって充てる。一内閣官房長官以外の国務大臣のうちから、内閣総理大臣が指定する者二男女共同参画社会の形成に関し優れた識見を有する者のうちから、内閣総理大臣が任命する者2前項第二号の議員の数は、同項に規定する議員の総数の十分の五未満であってはならない。3第一項第二号の議員のうち、男女のいずれか一方の議員の数は、同号に規定する議員の総数の十分の四未満であってはならない。4第一項第二号の議員は、非常勤とする。

第26条 (議員の任期)

(議員の任期)第二十六条前条第一項第二号の議員の任期は、二年とする。ただし、補欠の議員の任期は、前任者の残任期間とする。2前条第一項第二号の議員は、再任されることができる。

第27条 (資料提出の要求等)

(資料提出の要求等)第二十七条会議は、その所掌事務を遂行するために必要があると認めるときは、関係行政機関の長に対し、監視又は調査に必要な資料その他の資料の提出、意見の開陳、説明その他必要な協力を求めることができる。2会議は、その所掌事務を遂行するために特に必要があると認めるときは、前項に規定する者以外の者に対しても、必要な協力を依頼することができる。

第28条 (政令への委任)

(政令への委任)第二十八条この章に定めるもののほか、会議の組織及び議員その他の職員その他会議に関し必要な事項は、政令で定める。

第28_附2条 (委員等の任期に関する経過措置)

(委員等の任期に関する経過措置)第二十八条この法律の施行の日の前日において次に掲げる従前の審議会その他の機関の会長、委員その他の職員である者(任期の定めのない者を除く。)の任期は、当該会長、委員その他の職員の任期を定めたそれぞれの法律の規定にかかわらず、その日に満了する。一から十まで略十一男女共同参画審議会

第30条 (別に定める経過措置)

(別に定める経過措置)第三十条第二条から前条までに規定するもののほか、この法律の施行に伴い必要となる経過措置は、別に法律で定める。

出典とライセンス

e-Gov 出典: https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000078

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> 男女共同参画社会基本法 (出典: https://jpcite.com/laws/danjotomo-dosan-ga、jpcite が e-Gov 一次資料を機械可読化)

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